学火舎

NPO法人ロケットストーブ学火舎 設立趣意書

 

設 立 趣 旨 書

1 趣 旨
ロケットストーブは、東日本大震災や熊本地震でも実際に使用されていた実績があり、簡易の加熱調理器具兼暖房器具として有益である。特に、愛知県をはじめ東海三県は南海トラフ地震がいずれ起きると想定されており、有事に備えた防災ネットワークを構築する必要性がある。被災地と地方を結び速やかなロケットストーブをはじめ救援物資・人材の派遣を可能とする枠組みを作りたい。
ロケットストーブは、少ない燃料で大きな火力を生み出すことができ、その火力の有効活用として、調理・暖房だけでなく、発電も提唱する。ロケットストーブを普及させることで、広く世の中に対し、防災・安心・安全・環境に優しい暮らしを実践したい。
オール電化、特にエコキュートやIHクッキングヒーターの普及により、人々の暮らしから「火」がなくなって久しい。東日本大震災の時の停電では、多くのオール電化住民が、調理・暖房に困難が生じ、日ごろから火の備えが見直されるようになった。ロケットストーブを用いて、火をアウトドアだけでなく日常的に正しく取り扱える人材育成を行いたい。ロケットストーブは、アマチュアのDIY愛好家からプロの鉄工職人まで多岐にわたり、ロケットストーブの安全性もしばしば議論されるようになった。ロケットストーブの安全な使用・火災予防のための正しい知識の教授により、社会貢献を実現する。
今回、法人として申請するに至ったのは、任意団体として実践してきた「ロケットストーブの会」の活動をさらに全国に定着させ、継続的に産学官の連携を進めて人材確保や社会資本整備の大切さを訴えていく必要があることなどの観点から、社会的にも認められた公的な組織にしていくことが最善の策である。また、当団体の活動は営利目的ではなく、ロケットストーブを普及させることであり、この趣旨にご賛同いただいたオンライン上の全国の仲間を中心に、オフライン上でも広く多くの方に参画していただけることが不可欠であるという点から、社会的信用があり、公開の義務がある特定非営利活動法人格を取得するのが最適であると考えるに至った。
法人化することによって、組織を発展、確立することができ、将来的にロケットストーブにかかわる個人・団体のネットワークの確立や社会資本整備の重要性について、産学官等との連携が多岐にわたって展開することができるようになり、広く社会に貢献できると考えている。

2 申請に至るまでの経過
平成26年9月、ロケットストーブの発展・普及を目指して、フェイスブックグループ(SNS掲示板)「ロケットストーブの会」を発足。現在、国内外合わせて2000人を超える参加者が集うフォーラムに発展した。全国各地のロケットストーブの愛好家会員とオンライン・オフライン双方で交流を深めて現在に至る。「ロケットストーブの会」の活動として、これまでに会合を2回、物販を3回企画するなど、経済的な活動も始まった。
平成28年4月に、ロケットストーブにスターリングエンジン(発電機)を搭載することにより薪からの発電を実現した、百瀬機械設計株式会社の百瀬豊氏及びNPO法人活エネルギーアカデミーの山崎昌彦氏と会談が実現。ロケットストーブと発電を普及させる意思を共有し、発起人としてNPO法人設立意思を表明し、賛同を得られた。
平成28年6月25日、発起人会開催。設立時の理事人選を協議し、ロケットストーブ普及活動を展開する仲間と、スターリングエンジンの設計者百瀬豊氏(百瀬機械設計株式会社)及び、高山市でスターリングエンジンを搭載したロケットストーブを活用している山崎昌彦氏(NPO法人活エネルギーアカデミー)を理事に招へいすることとし、平成28年7月4日、設立総会開催に至った。

平成28年7月4日

特定非営利活動法人ロケットストーブ学火舎
設立代表者  坂野 明日香