ロケットストーブとスターリングエンジンの相性はバツグン!

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ロケットストーブ(左)スターリングエンジン(右)

■ロケットストーブとは

木っ端が燃料の簡易ストーブ。ロケットのようにゴーゴー音を出して激しく燃え、少ない燃料から大きな火力を取り出せる。煙が少なく、そのまま調理ができる高温の排気が特徴。シンプルな構造なので、アマチュアの自作だけでなく、プロの鉄工職人の匠の一品まで現れるようになった。

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ロケットストーブは、ヒートライザ―という断熱された煙突の中で、煙を高温で燃やします。

このとき、煙突内の温度が400度~になります。

 

■スターリングエンジンとは

機体の温度差による膨張・収縮をピストン運動に変えて発電機を回す。騒音や振動が少なく、低公害の環境に優しい外燃機関。高温になればなるほど発電効率が上あがる。廃熱を無駄にせず、「電気に変える」手段として、期待が高まっている。化石燃料ではなく、焚火ならカーボンニュートラル。

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スターリングエンジンは、「シリンダーヘッド」を500度の熱風で加熱し続けることが必要。

上記のMo2SE(200w)は、260度以上になると発電を開始する。

500度程度の熱風を生み出すことができる熱源として、ロケットストーブは最適な関係にあるのです。

ロケットストーブのヒートライザ―の中に、スターリングエンジンのシリンダーヘッドを挿入するアイディアは、2012年ごろからインターネット上でも話題になっていた。

 

■NPO法人 活(かつ)エネルギーアカデミー(岐阜県高山市)

2015年、理事長の山崎氏が、スターリングエンジンMo2SEに着目。ペール缶ロケットストーブに組み込むアイディアが持ち込まれる。ロケットストーブとスターリングエンジンを組み合わせた、ロケットストーブ発電機を開発が始まる。

 

同年7月には、高山市内のイベントでプロトタイプが稼働。

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※NPO法人 活エネルギーアカデミーFacebookページより引用

2016年1月、ついに完成したのが、こちら。

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